A橡(ツルバミ)とはクヌギ、またはその実のドングリの古名です。
ドングリの実と縄文人の「生きる」知恵の関係ひとつをとっても現代人が見習うべきことであり、私にとっては基本中の基本と考え社名にしました。
Aウルシによる「かぶれ」の原因は、ウルシが生の時に含む「ウルシオール」です。
これが空気中に浮遊し、肌に触れることで「かぶれ」の反応が起きます。
ですから、完全に固まった漆製品では「かぶれる」ことはありません。
Aウルシは最初は柔らかい液状ですが、乾いた時の厚みが関係していて、ある厚みを超えた途端に割れやすくなります。
その分岐点を見つけ出せなかった為に、硬くて割れるという認識が定着したものと考えます。
漆糸は、その分岐点を理解しているので柔らかいのです。